2014年07月

2014年07月24日

VOAのFar East向け短波放送廃止

VOAのウェブサイトを見てみました。
英語放送のスケジュールを調べようと思ったのですが、あれ?極東向けのスケジュール自体がない!

他にもウェブで検索してみたら、実は7月1日で極東向けが廃止されたという記事がありました。
あーあ、という感じですね。
実質的に短波だとアフリカ向けだけが残りました。
アフリカだと、短波ラジオで何かを聞いている人が多いということでしょうか。

確かに、私もVOAを好んで聞くことはなかったので、妥当な判断かもしれません。
おそらく、短波での聴取者数も少なかったことでしょう。
インターネットではまだ聞けるみたいです。

どちらかというと、VOAに積極的なのは共和党の方だと私は思っています。
何しろ今は民主党の大統領の時代ですから、他に優先すべきことが沢山ある、ということなのかもしれません。
米国本土には行ったことがないので、雰囲気は良くは知りませんけど(笑)

短波がまた一段と寂しくなりますが、これも時代の流れでしょうか。続きを読む

zq2000 at 23:09|PermalinkComments(0)BCLのこと 

2014年07月22日

7/21外受信

海辺まで行きましたので、ついでに受信してみました。
といっても、昼間です。なので、さほどのものは受信出来ず。

どんな感じでやったかというと、まずテントを張りました。
これはどこでも売っているワンタッチ式のテントです。
決してワンタッチではないのですが、普通のテントを張るのに比べたら、全然楽です。
日差しも強かったですし、あって良かったと思えるでしょう。

このテントを使うことにしたのは、もう一つ理由があって、実は、アンテナを這わせやすいから。
テントのてっぺん付近からグルグルと、テントの側面にワイヤーを巻き付けた形です。

これだけでも、結構いい感じで受信出来ました。
海辺ながら、海水浴とか用の場所なので、ノイズはほぼ皆無(たまに近くを爆音の水上バイクなどが走るので、その時は多少影響を受けますが)。


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zq2000 at 01:05|PermalinkComments(0)外受信 

2014年07月21日

月曜休みの三連休

最近、受信する時間を取れません。
というのも、少々勉強を始めたこと、雨のため外に出て受信する機会が少ないこと、それと、仕事が落ち着かないことでしょうか。

短波は聞いていませんが、中波ローカル局は良く聞いています。
暇つぶしというわけでもないのですが、土曜日と日曜日の午後です。

さて、月曜日が休みのパターンというのは、近年非常に多くなりました。言うまでもなく、ハッピーマンデー制度の影響です。
私が以前BCLをしていた時には、レアなケースだったように思います。

月曜日が休みの時に、BCLとしては何をするかというと、日曜日の深夜に民放が終わった後、中波を聞くことが一つ挙げられます。
普段国内局につぶされて聞こえないような局が聞こえます。

私が以前954kHzで受信したTBSの裏側にいる局もそうです。
色々調べてみましたが、同周波数にはどうやら中国と韓国のローカル局がいるみたいです。
なので、その時受信したのは、おそらくそれでしょう。
それにしても、10kW程度の出力の局だったように思いますので、よく受信できたものです。

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zq2000 at 22:35|PermalinkComments(0)BCLのこと 

2014年07月19日

今週の太陽黒点

7月15日以来激減しましたね。

7月17日(木)には、なんとゼロになりました。何かの写真で見たつるんつるんの太陽の状態になったのでしょう。
2009年くらいに同じように太陽黒点がゼロの期間が何十日か続いたらしいですね。
50個未満の日が続いています。
太陽活動自体は明らかに弱まってきていますね。12年周期通りの動きでしょうけれど。

太陽黒点の少ない時期の経験を簡単に書いてみます。

私が経験したのは、1985年ごろですね。
BCLを始めてから3年くらい経っていて、短波帯のアマチュア無線もやっていました。
急速に太陽黒点が減少したというような記事をどっかで読んだ記憶があります。

まさかそんなに影響なんかないだろうと思うなかれ!
太陽黒点数が実際に減り始めると、太陽活動も間もなく低迷します。そして、本当に受信に影響してしまうことになったのです。
簡単に言えば、
・全体として短波帯が静かになる
・低い周波数の方が相対的にまだまし。高い周波数は昼でもしずか。
・近隣諸国などの局が弱くなり、遠くの局の方が少しまし。

アルゼンチンのアマチュア無線局が7MHzCWでよく聞けたのもこの頃です。(もっとも、何しろ「アマチュア無線」なのでアルゼンチンのコールサインを名乗っていても本物なのかどうかが若干疑問ですが、ギリギリで聞けるような信号だったので、私は本物だと思っていました)
アマチュアでは21MHz帯はそんなに聞こえなくなっていたように思います。オーストラリアなどは良く聞こえていました。

肝心のBCLの方ですが、この時期はKYOIとかVOAを良く聞いていました。弱い局は人工ノイズで聞こえなくなってしまったからです。
KYOIもVOAも「アレ?」と思うくらい弱い日もありました。
こういった常時強力に聞けるはずの局がノイズに負ける姿を聞くと、BCLへの熱意もだいぶ減退しました。

また、この頃はBCL自体が滅亡へ向かっていた時期ですから、情報はそんなにありませんでした。
また、短波放送も減り始めていたように思います。
なので、この頃の受信記録というのは実は少ないのではないかと思ったりもしています。



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zq2000 at 23:53|PermalinkComments(0)BCLのこと 

2014年07月18日

ぬるいBCL入門16 放送局特定の方法

ある放送を受信したとき、その放送局がどこの何という放送局であるか。
それを知りたかったり、他人に受信した事実を報告したかったりする場合のことについてです。
要は、「オレ、○○という放送局を受信出来ました!」という場合のルールについて。

これ、実は、結構面倒なのです。
というのも、SINPOコードと同様に、BCLブーム時においてTop BCL間で合意された「常識」みたいなものがあるからです。

自分一人で楽しむ分には、別にこだわる必要などないのですが、同好の士との情報交換などを始める場合には、知っていた方が無難です。知識だけの問題なので、言うほど面倒ではないのですけどね!

さて、前に書いたと思いますが、SA(=Station Announcement。IDとも)を認識するのが一番です。
その他にも、いくつかの方法があります。
その方法を、私なりの考察とともに、簡単にご紹介していきます。

- この問題は、BCLのプライドを賭けた問題になりかねない(そして、価値観闘争みたいなものに至るわけです。人格否定に簡単に結びつくので、不毛なのですが)ので、私みたいなシロートが口を挟むのはどうかと思うのですが、ぬるいなら、ぬるいなりに、「放送局の特定の方法」、つまり、受信したことを周りにアピールするため証拠集めの方法について、少し真面目に考えてみた方がいいかな、と思います。


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zq2000 at 00:30|PermalinkComments(0)ぬるいBCL入門 

2014年07月14日

眠い日々

なにか、昔BCLをしていた頃を思い出してきました。
というのも、とにかく眠い。小学生や中学生の頃、勉強はさほどしていなかったのですが、BCLのせいで眠かった。
今実際、夜中にラジオに耳を傾けることが多いのですが、当時と同じような疲れ方。

耳と頭が疲れているというのでしょうか。
耳が疲れるのは、ノイズやフェージング、混信を物ともせずに放送を聞いているからです。イヤホンなどを使っているせいもあります。(ヘッドフォンは長時間すると、耳が痛くなってしまうタチなので)
頭が疲れるのは、外国語を必死に聞いているからです。
不思議と目は疲れませんね。
基本、寝そべって聞いているので、腕や腰が痛くなることもあったりします。

さて、そんなわけで、最近は定番の局しか聞いていません。
9930kHzでパラオのOvercomer Ministry、9920kHzでアラスカのKNLS。いずれも宗教局、英語です。
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zq2000 at 23:53|PermalinkComments(0)2014年7~12月 

2014年07月10日

理想的BCL

というような読者のお便りかなんかを、どっかの雑誌で昔見たことがありました。
どんなことが書いてあったかはもう忘れました。

でも、今それを私が考えてみるとどういうものが浮かぶでしょうか。

理想的なBCL環境を描きだしてみたいと思います。

1.時間がたっぷりあること
昼間はどうせ何もしないから、8時間くらいなら仕事をする、という感じでいいかな。
もちろん、仕事せずに過ごせるならそれでもいい。
ビジネスをうまく回して、自分が余り手をかけなくてもいいようなものにしたりすれば、時間はたっぷりでしょう。
一日何時間でも好きなことが出来るわけですから、BCLにも3時間とか4時間とかかけても、全く問題ありません。

2.お金もたっぷりあること
BCLを真剣にやろうとしたら、お金がかかります。
受信機やアンテナだけなら、そんなに大したことがないのです。
ノイズのない環境に住もうなどと考え出したら、もう予算にキリがありません。

3.住むところなど
海抜が高めで、見晴らしのいいだだっ広いところに家でも建てて、受信専用にカスタマイズされた別棟の建物なんかもあるといいですね。ノイズの少ない環境で。ついでに、アンテナポールなども巨大なものが欲しいです。
100mのダイポールとかあるといいですかね?それをローテーターで動かすとか、360度受かるように何本も張るとか?放送局が作れるかもしれません。

4.時にはアウトドアで
これはもう、クルーザーとかがいいでしょうね!
大きめのクルーザーに大きめのアンテナ立てて、誰もいない海原に出て受信するとか。
小型船舶くらいなら免許取れそうですからね。
海上に出て、釣りしながら海外の放送を聞くとか、多少海がしけて揺れながらでも、結構優雅なものです。

5.ここまでやるなら・・・
もう放送局を自分で作ってしまうことが出来そうですね。
ベトナム辺りからクルーザーで公海に出て、海賊放送でもやりますか。
それとも、陸上で放送免許でも取りますか。
自分で作った放送局を、自分で受信するなんてことが出来るのかもしれません。

まあ、年末ジャンボとか当たったレベル程度じゃ全然実現出来なそうですよね。
3.と4.くらいは可能かな。

zq2000 at 00:30|PermalinkComments(0)BCLのこと 

2014年07月09日

「短波」誌

先日、昔発行されていた「短波」誌を見ました!

懐かしい!ICF2001のコマーシャルもあるし。
でも、私が探そうとしていた、色々な言語のSAのパターンを書いた号は見つからなかったのが残念。
こんなコーナーがあったなぁ、とか懐かしく眺めました。

私が読んだことのない期間のも見せてもらいました。
1981年かな?その時の短波誌って結構厚いのですよ。140ページもあって。普通の雑誌みたいでした。
私が知っているのは100ページのものだったので、これだと、雑誌というよりは「同人誌」みたいな感じがどうもしていました。BCL連盟の発行していた会報も薄かったような。確か半年くらいは会員やってたと思うんで。

ドクトルタンパの相談室、みたいなのもありましたね。
あれも、今読んでみると、口調がアレですが、結構分かりやすく回答してくれていますね。

お便りコーナーみたいなのも、ちょっと見入ってしまったのですが、「B達」なんていう言葉が普通に使われていましたね。BCL友達の略だと思いますけど。81年とかになったら、もうBCLを始める人より辞める人の方が圧倒的に多かった時代です。
そのお便りの中に、気になったのがありました。
「KYOIが開局したので、これから低価格の周波数直読型の受信機が出てくるかも?」みたいな内容だったと思います。当時はICF2001だって、5万円ですからね、5万円!私にはとてもじゃないけど買えませんでした。

今、まさに、安価なそういう受信機が中国で製造販売されています。
30年以上前の少年たちも、さすがにここまでは想像出来なかったと思います。
周波数直読の短波受信だけで良ければ、5000円程度ですかね。
日本製だって、2万くらい出せば買えますし。

売ります、買いますのコーナーも懐かしい。
よくあんなので数万円規模の売買出来てたなぁ、と思いますね。
送り主が住所晒してますけど、どんな状態のモノが送られてくるか、不安でならないでしょうね。
私は利用しようとも思いませんでしたけど。

実家にいったら、短波誌、少しは残ってないかなぁ?
QSLのファイルすら捨てられているのだから、もうないような気もしますが・・・。
今度行くので、頑張って探してみますよ。汚すぎて持ち帰れなかったりするかもしれませんけどね。

zq2000 at 02:45|PermalinkComments(0)BCLのこと 

2014年07月05日

今日のオーストラリア

2145-
たまに聞くカントリーもいいですね。マイクロレイディオ。
2200-はABCニュースもいつもの音楽とともに。
ちゃんと、ドイツの国家安全局のニュースもやってましたよ。

12085kHz,9475kHzとも良好。
両方とも、S4-5。

ところで、41mbの中国の日本語放送が見当たりません。
まさか短波中止?
以前はこんなことはなかったのですが。


zq2000 at 22:06|PermalinkComments(0)2014年7~12月 

2014年07月04日

ぬるいBCL入門15 SINPOコード(2)

前回まで、SINPOの基本的なことを書きました。

まずお詫びから。
実は、SINPOを語らせると長いのは、往年鳴らしてないBCLがやることのようにも思えてきました。
簡単なことを、これでもか、これでもかと語るのは、簡単なことしか語れない人がよくやることのように見えますから(笑)

でも、BCLの基本で、やっぱり大切なことです。
というわけで、もう少し続けますが、余り意味がないことかもしれませんので、読み飛ばして結構だと思います。
自分の記録として残しておく程度のことです。


SINPOコードのルール

これも前に書いた部分を含んでいて申し訳ないです。
日本のBCLブーム時に、トップBCLたちの間で合意されたルールとしては、以下のようなものがありました。

→SINPOは次の条件を満たしていなければならない。Min(S,I,N,P)≧O

ということです。

これは、日本人というか非米英人らしい考え方だと、私には思えました。
BCLブームが戦後わずか30年で到来したことも、少し関係するのでしょうか(笑)

たとえば、SINPOが42432であったとしましょう。
総合評価としては2で、悪い、つまり、内容を聞き取れる場面もあるが、ほとんどの場面では内容を聞き取れない、ということです。
悪い原因は、SINPのうち2である項目を見れば分かります。混信局が強いので、受信状態が総合的に悪いわけです。次に原因となっているのはPです。フェージングもそれなりにあるからでしょう。
といったように、減点方式というものの、実は非常に合理的で機能的、そして、客観性が強いのだと思います。

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zq2000 at 00:15|PermalinkComments(0)ぬるいBCL入門